英会話教室の料金システム、チケット制とは

チケット制と月謝制、英会話教室の2種類の料金システムの違い

英会話教室の料金システムはいくつかありますが、その中の「チケット制」について、詳しく解説します。スクールによっては「ポイント制」や「回数制」とも呼ばれているこの料金システムは、どんな支払い方法なのでしょうか?

そもそもチケット制とは

英会話教室のチケット制とは、半年や1年間といった期間のレッスン料をまとめて前払いするシステムです。この支払い方法は、多くの大手スクールで導入しています。メリットとしては、まとめてはらう期間が長いほどに、1回のレッスン料が割安になることがあげられます。たとえば、半年分よりも1年分をまとめ払いした方が、リーズナブルに受講できることになるのです。 ただ、チケットには有効期限があり、その期限を過ぎると使えなくなってしまいます。その場合は、かえってお金が無駄になってしまうので気をつけてください。

月謝制とどう違うの?

チケット制と月謝制の違いも確認しておきましょう。月謝制は毎月決まった授業料を支払うシステムなので、まとめ払いの必要がなく、入会して最初の出費が少なく済みます。レッスンを受けていて「やっぱり自分には合わないかも…」と感じたら、スクールをやめることもスムーズでしょう。始めるのもやめるのも気軽にできるのが、月謝制です。

それに対して、チケット制は、まとめて前払いをしなければならないので、最初に出費する額が大きくなります。レッスン一回ごとの料金で考えると割安になるとはいっても、通い続けるかどうかも分からないレッスンの分まで支払うのは嫌な人もいるでしょう。スクールをやめる場合は、中途解約でトラブルが発生することもあるので要注意です。

チケット制で注意したい中途解約のこと

先の分まで前払いするチケット制は、中途解約をする際にトラブルになることがあります。もちろん、支払った分のレッスンをすべて受けることができればいいのですが、すべての人がそうできるわけではありません。仕事や家族の都合で引っ越しをするために通えなくなることもありますし、「やる気がなくなった」というのだって、やめる理由になります。

そんなときは中途解約ということになるのですが、解約したら戻ってくるはずの金額が返してもらえないとか、悪質なスクールだと、そもそも中途解約できないと言われることもあるようです。多くの場合、チケット制では10万円以上の金額を前払いしますから、それが返金されないとなると大問題ですよね。ですから、契約するときに中途解約の項目をきちんと確認するのはもちろんのこと、万が一トラブルになった場合は、消費者センターなどに相談するようにしてください。