英会話教室の担任制のメリット・デメリット
担任制は効果ある?英会話教室の制度について解説
英会話教室では、レッスンにおける講師の担当の仕方は、担任制と選択制の2通りがあります。教える講師がいつも同じなのが担任制で、講師を毎回自分で選ぶのは選択制です。いつも決まった講師から教えてもらう担任制だと、生徒としては自分の英語レベルや弱点を把握してもらえるように思えますが、本当にそうなのでしょうか? そういった担任制のメリットやデメリットを、今回はご紹介します。
担任制のメリットを見てみよう!
担任制の一番のメリットといえるのは、やはり、講師が生徒一人ひとりのことを把握しやすいという点です。レッスンのある長期間、定期的に顔を合わせて教えるので、生徒が最初にどれくらいのレベルだったか、得意なところや苦手なところ、レベルアップの速度など、同じ講師が担当するからこそ認識できるでしょう。そして、その生徒の苦手なところや上達が遅い部分を補うようなフォローができます。これは、毎回講師が違ったらできないことです。
また、日本人は人見知りの人が多いですが、毎回のレッスンで何度も顔を合わせることで慣れてきて、次第に緊張せずに話せるようになります。そして、毎回講師が違うと、レッスンごとに同じ自己紹介をしなくてはならず、レッスンの効率が悪くなってしまいがちですが、担任制ならそんなことはありません。レッスンが始まったらすぐに本題に入れるので、マンネリ感が少ないでしょう。
担任制のデメリットはある?
逆に、担任制のデメリットとなり得るのが、講師と生徒の相性が合わなかった場合です。講師も人間ですから、通常の人間関係と同じく、合う合わないはあります。自分と合わない講師が担任になってしまったら、やはりモチベーションは下がるでしょうし、レッスンの満足度も低くなってしまうでしょう。その「合わない」部分が相性だけで、講師の教え方が上手な場合はまだマシですが、運悪く、そもそも教え方が下手な講師に当たってしまったら最悪です。そんなときは、受付の人やカウンセラーなどに早めに相談して、クラスを変えてもらうように交渉することをおすすめします。
また、毎回のレッスンでいつも顔を合わせるからこそ、慣れが悪い方向に働くこともあります。発音や表現が間違っていても、通じてしまうようになる場合です。間違うたびに指摘してくれる講師なら大丈夫ですが、「何回も同じ指摘をするより、レッスンを先に進めたい」と考える講師もいるので、その場合、生徒は自分の間違いを克服できなくなってしまいます。