全国外国語教育振興協会とは
全国外国語教育振興協会に加盟するスクールの安全性は?
英会話教室のホームページで、「全国外国語教育振興協会に加盟しているスクールだから安心です」といったことが記載されているのを見たことはありませんか? 全国チェーンのスクールだと、イーオンとシェーン、ECC外語学院が、全国外国語教育振興協会に加盟しています。
この「全国外国語教育振興協会」って、そもそもどんな教会なのでしょうか。どういったことが安心できるのか? 詳しく調べてみましたので、ぜひチェックしてみてください。
全国外国語教育振興協会の設立趣旨
全国外国語教育振興協会(全外協)は、1991年に設立されました。その頃、日本では「実践で使える英会話」を身につけたい、自分の子どもに身につけさせたいという人たちが増えてきていました。英会話教室もたくさんできたのですが、経営がうまくいかず、倒産してしまうスクールも多かったのです。
しかし、まだ特定商取引法(特商法)などの法律が整備されていなかった時代のこと。前払いで多額の受講料を支払った生徒に対する保障はなく、泣き寝入りするケースも後を絶ちませんでした。また、倒産までいかなくても、レッスン内容が事前の説明と違うなどのトラブルも多く、そんな中で業界としての信頼感を担保するために設立されたのが、全外協ということになります。
効果的な教授法や教本の研究、教員の研修といった、品質向上のみならず、公正な受講契約の締結も含めた教育とビジネスの両側から「安心して学習できる環境をつくること」を目的として活動しています。
全国外国語教育振興協会の事業実績
では、全国外国語教育振興協会の主な事業実績をご紹介しましょう。
オーラルコミュニケーション検定
SITE(Standard Interview Test of English)の開発・実施(1998~2007年)
・日本英語検定協会と共同で、スピーキングテストを開発。コミュニケーションに特化したテストの先駆けとして、個人受験のみならず、学校や企業等の団体実施を通じて高校生から社会人まで多くの方が受験し、進学や就職などの資格としても利用されました。
外国人講師トレーニングセンターの設置・運営
(2014年9月~2016年2月)
・語学スクールの経営において重要な外国人講師の研修のために、外国人講師トレーニングセンターを開設。日本で英語を教えるための基本情報や注意事項から、実際に必要なスキルやテクニックまで、幅広いトレーニングを実施しました。
東京都「外国人おもてなし語学ボランティア」育成講座への講師派遣
・2020年東京で開催されるオリンピック・パラリンピックへ向けて、外国人観光客等が安心して東京で過ごせる環境を整え織るためのボランティアが参加する講座(東京都が開催)へ、講師を派遣しました。