外国人講師に英会話を教わるメリット
英会話教室は外国人講師の方がいい?メリットに迫る
英会話教室で習うなら、正確な文法と綺麗な発音の外国人講師から教わった方が良いと思っていませんか? 最近ではネイティブしかいないこともウリにしているスクールもありますが、本当に外国人講師から教わるだけで、英語を習得できるのか不安もありますよね。
そこでここでは、外国人講師から英語を習うメリットやデメリットをまとめてみました。ぜひ教室選びの際はご参考ください。
ネイティブ講師のメリット、デメリットは?
まず、ネイティブ(外国人)講師から学ぶメリットとデメリットについて。いきなり外国人の先生から習うのは緊張もありそうですが、実は以下のようなメリットがあります。
ネイティブ講師のメリット
・英語に関する語彙力が高く、本格的な発音を学べる
ネイティブ講師は英語を母国語とする人々なので、後から英語を習得した日本人講師よりも知っている単語数やフレーズなどは豊富な可能性が高いと言えます。また、発音も本場そのものですから、自然な表現を学びたい方にはおすすめです。
・外国人との会話に慣れられる
日本人の英語学習で意外とハードルが高いと言われているのが「外国人とのコミュニケーションに対する抵抗感」。しかし、ネイティブ講師とのレッスンなら必然的に外国人と会話をすることになりますから、徐々に気恥ずかしさはなくなります。また、いざとなれば日本語が通じる、という安心感もないため、話すことへの意識も高まりやすいようです。
・海外の文化も知ることができる
特にマンツーマンレッスンだと、講師との雑談の時間が設けられることも多いよう。そこでネイティブ講師の母国について尋ねてみると、海外ならではの文化や習慣などを知るチャンスになるかもしれません。また、現地ならではの表現を教えてもらえる可能性も。
ただし、ネイティブ講師のレッスンには以下のようなデメリットもあります。
ネイティブ講師のデメリット
・ある程度英語力がないと意思の疎通が難しい
スクールにもよりますが、多くのネイティブ講師は日本語が不得意なことが多いようです。そのため、あらかじめある程度の英語力がないと意思の疎通が難しい恐れも。
・日本語の細かい文法が伝わりにくく、こちらの不安を理解されにくい
外国人にとって、日本語の文法を理解するのは難しいと言われています。そのため、細かいニュアンスについて質問しても疑問が解消されないこともあるようです。また、日本人ゆえの緊張や話すことへの不安感などにも寄り添いづらいとのことで、フレンドリーな反面もどかしい思いを抱くかもしれません。
日本人講師のメリット、デメリットは?
ネイティブ講師には上記のようなメリットとデメリットがありますが、では、対する日本人講師はどうなのでしょうか?
日本人講師のメリット
・意思の疎通がしやすく、細かい表現も詳しく教えてもらえる
日本人講師のメリットは、何と言っても日本語が通じるところ。英語初心者の方であってもいざとなれば意思の疎通が図れる、という安心感があります。日本語ならではの細かい表現にも詳しいですし、日本語に存在しない文法についても詳しく教えてもらえることでしょう。
・受動的な生徒が多いことを理解し、寄り添ってくれる
日本人講師も、以前は同じように英語の習得を目指していた学習者。そのため、日本人が苦手に感じやすい部分や、人前で英語を話しにくいという緊張感なども理解してもらいやすいという特徴もあります。
・海外留学や仕事における外国人とのすれ違いも相談できる
外国人と日本人の違いは、言語だけではありません。例えば留学や旅行に出かけた時、仕事で外国人と触れ合った時、ちょっとした文化や習慣の異なりからすれ違ってしまうこともあるでしょう。日本人講師との雑談の機会があれば、そういった際の注意点も同じ視点で相談できるはず。
とはいえ、やはり日本人講師にもデメリットがあります。
日本人講師のデメリット
・発音が本格的でない場合が多い
日本人講師の発音も巧みなはずですが、やはり母国語とする人たちと比べると細かいニュアンスや上げ下げが異なっている場合があるようです。ある程度単語やフレーズは知っていて、本場の生きた英語を学びたい、という人には不向きかもしれません。
・外国人と話している感がなく、甘えが出やすい
日本人講師だと、やはり「外国人と話す」ことに対する訓練はやりにくいと言えるでしょう。言葉が通じるといった安心感から甘えも出やすく、特に短期間で英語を習得したいという目標がある方は注意が必要です。
自分がどちらに向いているか見てみよう!
このような理由から、ネイティブ講師と日本人講師、それぞれに向いている人は以下のような特徴があることが分かります。
ネイティブ講師に向いている人
・中高生までの英語学習の内容程度は頭に入っていて、外国人とのコミュニケーションに支障がない人
・具体的な目標があり、積極的に質問や自主学習ができる人
・英語圏の文化に興味があり、いずれは海外で働きたいといった夢がある人
日本人講師に向いている人
・外国人とのコミュニケーションに不安がある、完全な英語初心者の人
・日本語における細かいニュアンスが英語でどうなるのかや、文化、習慣の違いについて質問したい人
・自主学習や資格試験の勉強などを自主的にやる自信がなく、学習法からサポートしてもらいたい人
また、どちらかをあえて選ばなくとも、昨今では「バイリンガル講師」の採用も増えています。これは外国人でありながら日本語も問題なく話せる、といった講師で、初心者の方でも意思の疎通がしやすいのが特徴です。料金や通いやすさなども鑑みて、自分との相性が良い講師と出会いたいですね。