英語レベルの判定方法とは
英語レベルの判断基準について詳しく解説
現在の英語レベルを知ることからはじまる英会話学習。英会話教室へ入学する前にレベルチェックをして、どのように学習を進めていくかを決めていきます。しかし、そもそも英語レベルとはどのようなものでしょうか?
そこで一般的にいう初級者・中級者・上級者はどのくらいのレベルなのか、どのような学習が必要になるのか、そして英会話教室ごとに異なる英語レベルについて、詳しくまとめていきます。
初級者・中級者・上級者はどのくらいのレベル?
英会話教室の英語レベルとしてよく設定されているのが「初級者、中級者、上級者」の3段階。しかし、初級=完全なる初心者という意味なのだろうか? というふうに、何となく判断できない部分がありますよね。
あくまでも目安ではありますが、一般的には以下のように定義されているようです。
・初級者……英検4~3級程度、TOEIC400点弱~500点前後
・中級者……英検準2級~2級程度、TOEIC500点~790点前後
・上級者……英検準1級~1級程度、TOEIC800点以上
こうして見ると、意外と初級者でもレベルが高いことが分かりますね。ちなみに、多くの英会話教室では初級者の前に「超初級者(初心者向け)コース」が用意されており、英検やTOEICは受験したことがない、もしくは300点以下くらいしか取れなかった……という方はここに該当します。
レベルごとに必要な学習って?
では、レベルごとにどのような学習が必要なのか? というと、以下の通りです。
初級者
まずは中学レベルの英語をマスターするところから始まります。過去形や現在進行形、未来形などを学び、5W1Hといった実用的な文法、助動詞などを身につけて、海外での店員さんとのやり取りや道案内をはじめとした日常的な英会話に不自由しなくなったらレベルアップとなるでしょう。
中級者
中級者になると「英語で物事を考える」ことができるようになると言われています。受動態や現在進行形、仮定形などの違いを把握し、適切に使えるようになるまでが目安です。英語で文章を書くことも可能となり、プレゼンやレポートなどには困らなくなるでしょう。
上級者
上級者は上記よりも一層細かい英語表現を巧みに操れるようになります。この段階に来るとネイティブスピーカーに近いレベルなので、ここから更にレベルアップするには文化の背景や海外の習慣、外国人の中でも豊富な語彙力などが求められるでしょう。
初級者よりも前の「超初心者」レベルでは、基本的に中学英語のおさらいから始まります。人によってはアルファベットからの学習になることもありますが、英会話教室ではそういった超初心者の方にもきちんと対応してくれますから、心配することはありません。
レベル設定は、英会話教室によって違う!
とはいえ、レベル設定は英会話教室ごとに異なるもの。今回は代表的なスクールのひとつである「Gabaマンツーマン英会話」と「シェーン英会話」を例にして、それぞれの違いを見てみましょう。
Gabaマンツーマン英会話
Gabaマンツーマン英会話では、かなり細かいレベル設定がなされています。全くの初心者レベルである「Starter(スターター)」からレベル1~レベル10まで設けられており、上級者でも2段階に分かれているため、自分の英語力に合った学習を的確に行うことが可能です。
シェーン英会話
シェーン英会話も「基礎」「初級」「準中級」「中級」「準上級」「上級」と6段階のレベルに分かれており、初級に達していない方でも基礎から学ぶことができます。慎重に段階を踏みながらレベルアップが目指せるため、最終的な到達目標がある方には最適です。
このように、英会話教室ごとのレベル設定には大きく違いがあることが分かります。細かく分かれているスクールは自分のレベルを知りやすいですし、逆に大まかに分かれているスクールはカリキュラムが変わることが少なくて済みますから、まずは体験レッスンに行ってみてはいかがでしょうか?